楽しさいっぱいの婚約指輪
なんとなくよい気持ちのするところはよい気の場みなさんは、あちこち散歩をしたりハイキングをしたりすることがあるでしょう。
そのときに、「ここはすがすがしくて、気分がすっきりするな」とか「なんとなく落ち着くな」と感じる場所があるのではないでしょうか。
また逆に、「ここはどうも落ち着かない」と思う場所もあるかもしれません。
たとえば、道を歩いていてパッと視界が開けるところは、だれもがすがすがしく感じる場所といっていいでしょう。
もちろん、人間には敏感な人と鈍感な人がいますので、みんながみんなそう感じるとはかぎりませんが。
しかし、それでも、たいていは気持ちいいと思う場所はあるものです。
じつを言うと、そういう場所は″気の場″であることが多いのです。
つまり、そこは、山から流れてきた気が辺りに満ちている場所なのです。
私も、風水の研究をさらに深めるため、よく山道を歩きます。
もちろん、気の流れていそうな場所を探すため、山の尾根道や山筋を歩くのがおもになります。
ときには道なき道を、冒険家さながら歩いていきます。
危険と背中合わせの仕事ですが、うれしいことに、すばらしい景色に出会うこともしょっちゅうです。
まあ、逆にいえば、そんな景色を見ることができるのも、風水のおかげかもしれません。
風水師の大きな仕事の一つは、大地の気が充満してエネルギーがあふれ出ている場所を探すことです。
しかし、こればかりは手当たりしだいに探しても見つかるものではありません。
かといって、超能力の持ち主が″感じる″ことによって見つけ出すものでもありません。
そうではなくて、気の流れを探すには、理論があり、技術があるのです。
その理論や技術を身につければ、超能力の持ち主でなくても、気の流れを探すことができます。
もちろん、この本をお読みのあなたも、ある程度の期間があれば、体得することができるものです。
むしろ、超能力の持ち主や。
気功をやる人が、いい場とかパワースポットだという場所が、我われ風水師がいいと認める場所(すなわち穴)と、かならずしも一致するとはかぎりません。
もちろん、一致するときもしばしばありますが。
どちらにせよ、風水の目から看ていい場所は、運のつく場所だといって間違いありません。
手垢のついたことばかもしれませんが、そここそが「開運」にはすぐれた場所なのです。
これは、私の体験からして、自信をもって言えることです。
それでは、ここからは、風水の見方について、もうすこし具体的に説明していくことにしましょう。
大地のエネルギーの通り道が。
これまで何度も述べてきたように、風水師が土地を見るときにまず目をつけるのは、高い山に発した大地のエネルギーが、どのように流れていくかです。
この、大地のエネルギーが走る道筋を、本書では″気の流れ”と言ってきました。
これは、すこしでもみなさん地龍がうねりながら長く走り、最後に盛り上がったところに大地の気をためている。
その気のあふれているところを″穴(ケツ)″と呼ぶにわかりやすく説明しようと思ったからです。
風水の用語では、この″気の流れ″のことを龍、または龍脈と呼んでいます。
ですから、これ以降は、″龍″という名を使うことにしましょう。
また、私は、「大地にも経絡があり、ツボがある」とも言いました。
この「経絡」にあたるのが″龍″だと考えていただいてよいでしょう。
ただし、″龍″にも、″地龍″と″水龍“があります。
これまで説明してきたような、大地の経絡にあたる″龍″は、″地龍″のことをさしています。
なお、″水龍″については、あとであらためて説明することにします。
それにしても、″龍″という呼び方をするのはなぜなのでしょうか。
それは、高い山に発したエネルギーが、まるで生き物のようにうねりながら流れていくからです。
実際に、大地のエネルギーが通っている山筋を見れば、みなさんも納得いくことと思います。
いかにも大蛇か龍がくねったり、頭をもたげたりしながら、地をはっていくように見えるはずです。
とくに、若く勢いのある″龍″では、まるで巨大な龍の背びれのように、ごつごつとした岩が並んでいる様子が見られることでしょう。
さて、実際に″龍″を探すには、その″龍″のもとを見つけ出さなければなりません。
″龍″のもととなっているのは、大地の気がとりわけ強くわきだして、盛り上がっているところ、すなわち高い山です。
一般的にいって、山は高ければ高いだけ、地中から気が激しく噴き出しています。
このような、″龍″のもとになっている山のことを、風水の用語では″祖山″といいます。
読んで字のごとく、エネルギーを生み出してくれる祖(おや)となる山のことです。
大きく盛り上がった山や山脈は、あふれるほどの霊力に満ちています。
そして、その勢いあまったエネルギーが、地龍に沿って走っていくわけです。
たとえば、東京にエネルギーを与えてくれる祖山は、何といっても富士山です。
ほかにも、秩父の山々が祖山となっています。
また、千二百年の昔から栄えてきた京都の祖山は、丹波山系の山々です。
徳川家康の霊をまつる日光の祖山は、男体山にほかなりません。
東京の場合、祖山である富士山は、かなり遠くに離れていますが、きわめて強い霊力をもっています。
ですから、多少距離があっても十分に東京にエネルギーをもたらすことができるのです。
声の大きい人ならば、すこしくらい遠くにいても、十分に声が届くというのとおなじ原理です。
ただし、一つだけ注意してほしいのは、龍脈の勢いは時の経過によって変化するということです。
ですから、いま栄えている土地が、そのままの姿で永久に栄えることはありません。
東京に流れ込む地龍も例外ではなく、富士山から東京に流れてくる地龍の発する気は、すこしずつ西のほうに移動しています。
そのため、以前は東京の日本橋や大手町辺りがにぎわっていたのですが、いまでは昔ほどの勢いはありません。
かわって、新宿の辺りでうねっている地龍が、当分のあいだ、強い気をはきだしていくことになるでしょう。
このように、地理風水の考え方では、空間だけでなく時間も視野に入れていくことが特徴の一つになっています。
いやむしろ、私たちの住んでいる空間は、時間に支配されているといったほうが正解かもしれません。
この点は、静的なものの見方をする西洋の地理学との大きなちがいといっていいでしょう。
このように風水とは、動的(ダイナミック)に土地や人間の盛衰をとらえていく学問なのです。
大地の気が噴出している場所を探すのが風水師の仕事大地の経絡が″龍″ならば、大地のツボは″穴″です。
″穴″は、風水学でもっともだいじなポイントといえます。
まずここでは″穴″とはどういうものなのかを、簡単にまとめてみましょう。
龍脈は山から発し、あるところでは急流のように、またあるところではおだやかな流れとなって走っていきます。
ここで、つぎのようなことを考えてみてください。
みなさんが山の中にはいり、川の水を飲もうとしたとします。
そのときに、流れが岩をかむような激流にはいって水を飲もうとするでしょうか。
それとも、流れがゆるやかになったところで飲もうとするでしょうか。
たぶん、川の流れがゆるやかになった地点で、川に近づいて水をすくおうとするはずです。
ヘタに激流にはいったら、水を飲むどころかあなた自身が流されてしまう恐れがあります。
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